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第62話 やる気ゼロ

Autor: 雨音休
last update Data de publicação: 2026-05-27 06:03:57

 アストラブール。

 そこは活気のある港町だった。砂浜には何隻もの木造の漁船が並んでいる。潮の香りがしていた。道路は石畳であり,プレイヤーたちが行き交っている。プレイヤーたちの表情は生き生きとしており明るい。しかし、女性の武器を強奪して逃げて行く男性の姿があった。女性は怒声を上げて追いかけていく。やはりこの町も平穏ではない。

 そしてどうしてか入り口のそばに鎮座しているグリーンの一台の戦車。ブルドーザーほどのサイズがある。先ほどベルフラウはただの置物だと語っていた。

 トウマは戦車をちらりと眺める。

(これは動くのか?)

 大砲の砲身は大きくて長かった。

 町の防衛のために置かれているのだろうか?

 トウマたちが地面に降りると荷馬車は行ってしまった。運賃は乗る時に支払ってある。

 ニキが白銀のキャノンを両手で持ち、トウマに宣言する。

「トウマさん、俺っちと決闘だ」

「決闘っていうのは一体何だ?」

 トウマは身じろぎもせずに尋ねる

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