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第62話 やる気ゼロ

Auteur: 雨音休
last update Date de publication: 2026-05-27 06:03:57

 アストラブール。

 そこは活気のある港町だった。砂浜には何隻もの木造の漁船が並んでいる。潮の香りがしていた。道路は石畳であり,プレイヤーたちが行き交っている。プレイヤーたちの表情は生き生きとしており明るい。しかし、女性の武器を強奪して逃げて行く男性の姿があった。女性は怒声を上げて追いかけていく。やはりこの町も平穏ではない。

 そしてどうしてか入り口のそばに鎮座しているグリーンの一台の戦車。ブルドーザーほどのサイズがある。先ほどベルフラウはただの置物だと語っていた。

 トウマは戦車をちらりと眺める。

(これは動くのか?)

 大砲の砲身は大きくて長かった。

 町の防衛のために置かれているのだろうか?

 トウマたちが地面に降りると荷馬車は行ってしまった。運賃は乗る時に支払ってある。

 ニキが白銀のキャノンを両手で持ち、トウマに宣言する。

「トウマさん、俺っちと決闘だ」

「決闘っていうのは一体何だ?」

 トウマは身じろぎもせずに尋ねる

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  • RMTサバイバー~今日の宿代を稼ぐ俺と、人助けで戦う使い魔~   第144話 あたしと一緒に死んで

     可愛いは正義勢:ウミちゃん、頑張って! 晴恋頑張れ:優勝決定戦が始まったな。  賭け金返して:グラスオースを20万ヴァル分買ったおw 夜月しか勝たん:夜月さんの変態パフォーマンスがあると聞いて。 炎上しろ:今日は視聴者数が格段に多いな。 キャルル丸の世話係:可愛いキャルル丸に期待。 シロハ:トウマさん、優勝を祈っています! メルフィ:トウマさん、約束通り見に来ました。 レディミラージュ:ベルフラウさんがまたやっつけちゃうんじゃない?w ログネストの寄生虫:優勝戦は魔物が出るからな。 ウミちゃんの水着で鼻血ブー:夜月をどう止めるかだな。 優勝決定戦が開始された。 岩壁に囲まれた半円形のフィールド。味方陣地の奥には青いクリスタルのオブジェがある。石造りの台座の上に設置された青い球体だった。クリスタルにもHPバーがあり、少々の耐久力がありそうだ。柔らかい土の地面の上。正面には地面がそのまま隆起したような丘がある。その左右には通路があった。ベルフラウは両手の甲を腰に当てて顔を硬くしている。気分だけがやけに高揚していた。 すでにパーティは組んである。 ニキがキャルル丸にまたがり、相棒に力強く告げる。「キャルル丸、真っ直ぐ上に飛ぶさ」「キャルルアアアッ!」 ――ルミナスウイング。 光の翼でキャルル丸が浮き上がる。隆起した丘よりも高く上昇した。偵察任務である。 可愛いは正義勢:ニキさんずるいw 賭け金返して:キャルル丸の偵察スキルw 夜月しか勝たん:おい、それは反則だろ! 夜月がニキの視線に気づき、苛立たしげに睨みつけた。やがてルミナスウイングが終わり、キャルル丸が着地する。ニキはトウマに報告した。「トウマさん、敵は動かないさ」「……やはりか」 読み通りというふうにトウマは二度頷く。 一昨日のセレクターvsオンリーレディ戦の録画でも、夜

  • RMTサバイバー~今日の宿代を稼ぐ俺と、人助けで戦う使い魔~   第37話 守る理由

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  • RMTサバイバー~今日の宿代を稼ぐ俺と、人助けで戦う使い魔~   第7話 効率も意義も通じない

     草原の中心に、黒い渦を巻いてテラーウルフが出現する。残忍な顔つき、漆黒の体毛、巨大な白い牙。その圧倒的な存在感に、トウマの背筋から冷や汗が伝った。 テラーウルフが高々と吠える。 「ガアルルルゥゥッ!」  ドンと音がして空中に文字が表示された。 ――クエスト、テラーウルフの撃破 「ボスだ、逃げろ!」「俺は死ぬ訳に行かないんだー!」「私はせっかくレベル3に上がったんだからね!」  ウミがすぐに反応した。その表情は恐怖に彩られており、モフモフとした尻尾がピンと立っている。勢いよくこちらを振り向いた。 「ご主人様、どうすれば!?」「ウミ、動くな」  トウマは状況を冷静に分析する

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